某店のクリスマスBGMでメシがマズくなった件
どうも。ブーです。
今日は朝からギガ死を突きつけられ、ストレスマッハです。
寒いし気分転換も兼ねて、会社の昼休みに某ラーメンチェーンまで徒歩移動し、昼食にすることにしました。
忘れていた忌々しいBGM
行くんじゃなかったー…
前回食べに行った時から店内BGMがクリスマス仕様になっていたのをすっかり忘れていました。ただのクリスマスソングのBGMなら「あーそんな時期か〜リア充ばくはつしろ!」くらいなんですが、
とにかくアレンジが酷い
こういうの、一度気になりだすともうダメです。あれは有線なのかなぁ。少し調べてみたけど音源は発見できず…以下、一番(悪い意味で)印象に残った「赤鼻のトナカイ」の酷い点の列挙です。
ベースラインが単調
ベーンベベーン の繰り返し。当然ルート音しか鳴りません。しかもキーがCなのと相まって、単調さが極まります。
ドラムが単調
ズンタンズンタン の繰り返し。三点セットしか鳴りません。あれかい?タム使わない縛りとかシンバル使わない縛りとかかい?
こちらも単調なベースと相まって、全くコクのないスープのような有様です。
フワッとしすぎるストリングス
メインのメロディーラインをストリングスで鳴らしているのですが、アタックが遅すぎて、メロディラインのリズム感が皆無です。それ符点なの?スウィングなの?!イーブンなの??!!まるでコシのない溶けかけの麺のようです。
ピアノのアルペジオ
やっぱりね、自分が一番やってる楽器だから、どんな曲を聴いていてもピアノに意識が行ってしまいます。余談ですが、高校〜大学の頃、狂ったようにaikoを聴いていましたが、詞やメロディがすごいはもちろんのこと、ピアノ音が前面に出ている曲が多く、それも好きな要因だったのだと思います。
さて、話は戻りますが、件のBGMではピアノはひたすらアルペジオしています。ここまで読んでいただいた方ならもう予想はできているでしょうが、三和音の構成音のみの三連符アルペジオです。
(書いていて気がつきましたが、ベースのシンコペと、この三連符のせいで、メロディのリズムが余計ふわっと聴こえてしまうんですね)
例えばCで上りなら ドミソミソドソドミドミソ
下りならドソミソミドミドソドソミ
何かの教則本でしょうか?
そして動き方にイレギュラーがあり、
三拍目までは下り、四拍目は上り
などといったトリッキーな動きがフレーズの終わりに目立ちます。これは意表を突いた動きで聞き手に意識させたいのでしょうか?それとも、音域に制約があって止むを得ずそうなってしまったのでしょうか?どっちにしろ雑ってレベルじゃねぇ!!
まるで廃棄食品から適当に作った焼豚とメンマのようです。
一体誰がGOサインを出したのか
制作会社への発注で、このBGMが生み出されたとしたら、納品までの過程で、誰かツッコミを入れなかったのか?と気になって仕方ありません。このクォリティで納品して、次の仕事来るんでしょうか。また、BGMを流す側の会社のお偉いさんや店長さんは何も気にならないの?!と残念な気持ちになります。
飲食店のみならず、小売店などの店内BGM選びは、販売促進における重要要素ではないのでしょうか。環境音楽というジャンルが確立するぐらいですしおすし…
もっと言えば、この某ラーメンチェーン店では、内装やメニューにクリスマスの要素が皆無であり、客層もくたびれたオッサンが中心です(もちろん僕もその一人)。なのでいっそのこと、周囲のクリスマスムードに流されず、通常のBGMから変更しないというのが、最善の選択ではないのでしょうか。
最後に言い残したい事
「ひどいよ!こんなのって、あんまりだよ!!」と叫ぶまどかの気持ちが、痛いほどわかります。ジョニーマークス先生も、あの世でさぞ憤慨されていることでしょう。
そして、恐ろしい事に、この世に蔓延る酷いアレンジ楽曲や、場にそぐわないBGMの数々と比べたら、今回の件は氷山の一角でしかないのです。
「全ての糞アレンジを、 生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、 過去と未来の全ての糞アレンジを、この手で」